ダル告発で話題の“侍ジャパンぼったくられ事件” 栗山監督も驚いた“桁違いの料金”

ぼったくりの金額に驚いたという栗山英樹氏

ダルビッシュ有投手(37)が12月19日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、今年3月のWBC期間中に“ぼったくり被害”にあったことを告白して話題を集めている。

前日12月18日放送のフジテレビ系『ジャンクSPORTS 2時間SP』にヘッドコーチを務めた白井一幸氏が出演。準決勝以降の米国ラウンドに入ると、ダルビッシュ主催の食事会があったことを明かし、「メキシコ戦の前、ダルビッシュ投手の食事会って全員招待ですから。飲めや歌えや、すごい勢いだったらしい」などと語った。

ダルビッシュはこの発言を紹介した記事を引用し、「マイアミでの食事会はステーキレストランで味は最高だったのですが、簡単に言うとぼったくられてとんでもない額になりました」と、Xで明かしたのだ。店は、どさくさに紛れてとんでもない額のワインを勝手に開けようとしたりもしたという。

この“侍ジャパンぼったくられ事件”は、監督を務めていた栗山英樹氏(62)にとっても衝撃的だったようだ。栗山氏は10月に東京都内で講演会に出演しているが、この騒動について次のように明かしていたのだ。

「(マイアミでは)選手同士で食事会に行っていました。メンバーのなかで実質的にリーダーだったのはダルビッシュで、彼の奢りだからと、みんなついていったようでした。

ただ、その後、私に報告があったのです。会計が高すぎてダルビッシュの奢りではすまなくなったと。そんなに高かったのかと、ある選手に『1人10万円くらい食ったのか?』と聞くと……」

30人×10万円で300万円ぐらいかと、栗山氏は想像したようだ。だが、その選手の返事は「(1人10万円と)一桁違うんです。いい酒があるからと、(店が)どんどん持ってきたもので、みんなで相当飲んでしまって…」だった。「しょうがねえなぁ」、栗山氏は呆れながらも、侍ジャパンの事務局にもかけあって、事態の収拾に務めたという。

栄光の陰にあったハプニングだが、それも含めて、関係者たちのいい思い出になっているようだ。

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