チアダンスチーム 上越S☆Sお披露目 シニア女性が地元を元気に

ポーズが決まると、観客は盛んにペンライトを振って称賛した

55歳以上の女性でつくるチアダンスチーム「上越シャイニング☆スマイルシニア(上越S☆S)」のお披露目が16日、上越市のリージョンプラザ上越で行われた。11人が出演、元気よくポンポンを振り、集まった人たちを楽しませた。今後さらに練習を重ねてチーム力を高め、地域を盛り上げたいと意気込んでいる。

チーム代表で同市の建設会社社長、大島静子さんは、1996年に60代で日本初のシニアダンスチームを立ち上げ、90歳を過ぎても現役で活動する滝野文恵さんのことを知り、「私たちも何か一つ成し遂げたい」と経営者仲間らを誘って今年1月、上越S☆Sを立ち上げた。同市のチア講師、大槻久美さんの指導で月2回の練習に取り組む。

「どうにもとまらない」(山本リンダ)や「ホール・ニュー・ワールド」(映画『アラジン』から)に合わせてダンスを披露。会場ではメンバーの名前を書いたうちわやペンライトを持った観客が声援を送った。会場の求めでアンコールに応じたが、ダブルアンコールには「さすがに勘弁して」と答えて会場の笑いを誘った。

メンバーの一人、本山敬子さんは「まだまだ技術は未熟だが、大切なのは自分たちが心から楽しむこと。今後も成長していきたい」と話した。

チアダンスの合間に同市を拠点に活動するジャズバンド「エバーグリーン」、シンガー・ソングライター「くろみつ」さんがステージを担当し、会場を盛り上げた。

上越S☆Sはメンバーを募集中。条件は55歳以上で自称〝容姿端麗〟な女性。練習は毎月第1、第3水曜日に上越市総合体育館で。問い合わせは坂井さん(電子メールtaki.taki.010@gmail.com)へ。

終演後は観客を見送り、交流を深めた

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