パラ出場目指す砲丸投げの堀選手 遠征や合宿の経費 CFで募る

パリ・パラリンピック出場を目指す堀選手

 パラ陸上女子砲丸投げの堀玲那選手(19)=倉敷市=が、来年8月開幕のパリ・パラリンピック出場を目指している。実力を磨くため、国内外の遠征や合宿に参加する経費を、クラウドファンディング(CF)で募っている。1月26日まで。

 堀選手は岡山陸上競技協会に所属。自閉症と中等度知的障害があり、短距離走や幅跳びを経て、今年から砲丸投げに専念した。10月の中国・杭州アジアパラ大会ではアジア新記録(11メートル93)で優勝。11月に高松市で行われた大会で記録を更新(12メートル47)し、躍進を続けている。

 当面の目標はパリ・パラの出場権を懸けた来年5月の「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」(神戸市)。2位以内に入り夢舞台の切符をつかむため、遠征や合宿で実戦的な練習を重ねる計画だ。

 目標額は200万円で、宿泊費や交通費に充てる。堀選手は「応援して良かったと思ってもらえるよう、結果を出して恩返ししたい」と意気込んでいる。

 CFは山陽新聞社や中国銀行が運営する「晴れ!フレ!岡山」を活用。詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/124086)。

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