【ブンデス第16節プレビュー】年内最終戦、2戦連発狙う浅野が首位レバークーゼンに挑戦

[写真:Getty Images]

週末に行われた前節ではバイエルンとシュツットガルトの上位対決が行われ、バイエルンが3発快勝とした。そして首位レバークーゼンはそのバイエルンに圧勝したフランクフルトに快勝し、2位バイエルンとの4ポイント差に変動はなかった。年内最終戦となる第16節は火曜と水曜に開催され、FW浅野の13位ボーフム(勝ち点16)がレバークーゼン(勝ち点39)と対戦する。

ボーフムは前節、チャンピオンズリーグ(CL)明けのウニオン・ベルリンと対戦。終始主導権を握った中、浅野が前半追加タイムに先制ゴールを決め、後半に浅野が起点となって追加点をマーク。3-0で快勝している。2得点に絡んだ浅野は2度華麗なバイシクルシュートでゴールを狙うなど、好調な様子。首位チーム相手に2戦連発となるかに注目だ。

対するレバークーゼンはフランクフルトに3発快勝。バイエルンに大勝して勢い付いていたフランクフルトの立ち上がりの攻勢をしっかりと凌いで14分に先制して以降は危なげない試合運びだった。首位チームに相応しい貫禄ある戦いを見せる中、年内最終戦を勝利で締めくくれるか。

シュツットガルトに快勝としてバウンスバックとした2位バイエルン(勝ち点35/1試合未消化)は、9位ヴォルフスブルク(勝ち点19)と対戦。シュツットガルト戦では相手をリスペクトした戦いを見せ、徹底的にショートカウンターを狙ったバイエルン。その策がハマり、シュツットガルトにほぼ何もさせずに快勝とした。ポゼッションにこだわらないトゥヘル監督の引き出しの多さを見せ付けた中、連勝でレバークーゼンを追走できるか。

バイエルンに完敗した4位シュツットガルト(勝ち点31)は、MF奥川の10位アウグスブルク(勝ち点18)と対戦。前述のようにバイエルンにしてやられたシュツットガルト。王者の底力を見せ付けられた中、切り替えてアウグスブルク戦に臨み、勝利で2023年を終えられるか。奥川はベンチ入り予想となっている。

CLで死の組を首位通過したドルトムントだったが、前節アウグスブルク戦では好機を生かしきれずドロー決着。公式戦5戦勝ちなし、リーグ戦3戦勝ちなしとチーム状態が上がりきらない5位ドルトムント(勝ち点26)は、火曜に17位に沈むマインツ(勝ち点9)と対戦する。CLとの兼ね合いもあって思うようなシーズン前半とはいかなかったドルトムントだが、リーグ戦年内最終戦を勝利で終え、新年を迎えられるか。

8位フランクフルト(勝ち点21)は11位ボルシアMG(勝ち点17)と対戦。レバークーゼンの前に実力差を見せ付けられたフランクフルト。バイエルン戦大勝の勢いを削がれてしまったが、こちらも切り替えられるかがポイントとなりそうだ。DF長谷部はベンチスタート予想、DF板倉は引き続き欠場予想となっている。

◆ブンデスリーガ第16節
12/19(火)
《26:30》
ブレーメンvsライプツィヒ
《28:30》
ドルトムントvsマインツ
ホッフェンハイムvsダルムシュタット

12/20(水)
《26:30》
ウニオン・ベルリンvsケルン
《28:30》
レバークーゼンvsボーフム
フランクフルトvsボルシアMG
ヴォルフスブルクvsバイエルン
シュツットガルトvsアウグスブルク
ハイデンハイムvsフライブルク

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