送迎バス事故 ドラレコ映像がとらえた事故の瞬間 東広島市

東広島市で起きた認定こども園の送迎バスによる事故。ドライブレコーダーが逆走する送迎バスをとらえていました。

中央分離帯を乗り越えてもなお対向車にぶつかっていきます。スピードが落ちる様子はありません。最後は、街路樹に衝突して止まりました。

この事故は18日午後2時半ごろ、東広島市の道路で送迎バスが中央分離帯を乗り越え反対車線を走っていた車4台と衝突。

警察などによりますとこの事故で園児5人を含むあわせて12人がけがしていて、バスを運転していた77歳の男性は重傷です。

藏田晃裕記者「コチラが現場です。中央分離帯や街路樹があり、通常であれば反対車線に行くのは考えにくいです」

事故現場ではバスは中央分離帯を乗り越え約100m逆走したとみられています。

若森明日香記者「みてください。事故によってできた傷でしょうか。木の幹がはげています」

スピードが落ちることなく街路樹への衝突の衝撃でバスがとまったと思われます。

認定こども園 さざなみの森 松井雄一郎園長「かぜ気味 疲れの状況があったと体調万全ではなかったと推察される。委託先の安全運航管理の中でやっていた」

東広島市の認定こども園では送迎バスを広島市内の会社に委託していて「このような事態を引き起こして申し訳ありません」と謝罪があったということです。

保護者「とてもびっくりしました。自分の子どもが乗っていたらと考えると本当に親としてやりきれない思いではある」「娘がすごく繊細なのでニュースのことも一切耳に入れない状態で登園しているので先生と連携してそのあたり心の負担のないようにしてもらおうと」

園はけがをした園児の保護者に連絡するなど対応に追われていて今後、保護者説明会を開くことも検討しています。

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