朝ドラ・羽鳥夫妻が久々登場、視聴者ほっこり「心のオアシス」

歌と踊りを愛するヒロインが、戦後の日本を照らす歌手に成長する姿を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。12月19日放送の第57回では、スズ子が作曲家の羽鳥夫妻に自身の恋愛について話すシーンが描かれ、X(旧ツイッター)で「羽鳥夫妻」がトレンド入りした。

愛助との噂話を聞いた羽鳥(草彅剛)に問い詰められるスズ子(趣里)(C)NHK

愛助(水上恒司)との今後に悩むスズ子(趣里)は、作曲家の羽鳥(草彅剛)と妻・麻里(市川実和子)の家を訪れた際、2人の関係について追及される。これまでのことを羽鳥夫妻に明かし、気持ちを少し楽にするスズ子。

一方、母・トミ(小雪)からの手紙を読んだ愛助は、身体が弱くともいつかスズ子にふさわしい男になることを決意する。母の手紙に背中を押された愛助は、そのままスズ子のもとに向かい「僕と交際してください」と改めて告白するのだった。

今回の放送ではスズ子の恩師ともいえる羽鳥夫妻が久しぶりに登場。スズ子が恋愛をしているという噂をききつけた2人が、「いつ教えてもらえるかって首軽くして待ってたんだから」と、満面の笑みでスズ子の話を聞こうとするシーンが描かれた。

馴染みのおでん屋が店じまいをした第56回のあとだけに、SNSでは「羽鳥夫妻は実家のような安心感」「スズ子を見守る人たちがいてよかった」「おでん屋のおっちゃんがいなくなっても、羽鳥夫妻がスズ子(と視聴者)の心のオアシスになってくれてよかった」など、夫妻の存在にホッとする視聴者も多かった。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。12月20日放送の第58回では、スズ子と愛助が交際をはじめるなか、スズ子の楽団は苦しい状況にあった。

文/つちだ四郎

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