ジュース・ワールドがエミネムとベニー・ブランコとコラボした新曲「Lace It」がリリース

Juice WRLD - Photo: Lorne Thomson/Redferns

ジュース・ワールド(Juice WRLD)がエミネムとベニー・ブランコとコラボレーションした新曲「Lace It」が2023年12月16日にリリースされた。

ジュースの長年のコラボレーターで、友人でもあるベニー・ブランコがプロデュースを手掛ける同曲は、ジュースにとって今年最初の公式シングルとなる。

<YouTube: Juice WRLD, Eminem & benny blanco - Lace It (Official Audio)>

以前、「彼のポテンシャルは桁外れだ」とジュース・ワールドを称賛していたエミネムは、ジュースの死後にリリースされた「Godzilla」で初めてジュースとコラボしており、その「Godzilla ft. ジュース・ワールド」は、先日フォートナイト内で開催されたヴァーチャル・イベント“ビッグバン”でエミネムが披露したことから、ストリーミング数が急増していた。

ジュース・ワールドの母カーメラ・ウォレスは2人のコラボレーションについてこう語っている。

「ジャラドが大ファンだったエミネムの曲を自宅で繰り返しかけていたのを思い出します。これは私にとって嬉しくもあり、悲しくもある瞬間です。ジャラドが尊敬していた人と音楽を作るチャンスがあったことを嬉しく思うと同時に、彼がこの瞬間に立ち会えないことを悲しく思います。ジャラドはあまりにも早く私たちのもとを去ってしまいました」

2020年4月、カーメラ・ウォレスは、個人からの寄付に加え、グレードAとインタースコープ・レコードからの追加支援を受けて、メンタルヘルス問題や薬物依存に対処するための予防策やプログラムを提供しながら若者たちを支援する“Live Free 999”基金を設立した。

その他の関連ニュースとして、先月エミネムは、『Marshall Mathers LP 2』の10周年を記念したデジタル・エクスパンデッド・エディションをリリースした。

2013年にリリースされた『The Marshall Mathers LP 2』は、エミネムを現象的な存在にしたそもそもの理由を再考している。アルバムのオープニング・トラック「Bad Guy」は不吉でありながら親しみやすいサウンドで、原題の詩的な表現が特徴的だ。同曲は間違いなく彼のキャリアにおいて最も輝かしいトラックである「Stan」の映画的アプローチに立ち返り、彼はストーリー仕立ての韻を難なくこなしながら、同時に自身を取り巻く死すべき運命について訴えている。

Written By Will Schube

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