創設から30周年を迎えたJリーグ。これまで数多くのクラブがその歴史の中で活躍を見せてきた。
今回は名古屋グランパスの歴史の中で「最強の外国人選手」を5名セレクトしてみた。ベストイレブンなどのタイトルなども総合して選んでいる。
ドラガン・ストイコヴィッチ
生年月日:1965年3月3日
「ピクシー」の愛称で知られているドラガン・ストイコヴィッチ。1994年の夏にマルセイユから名古屋グランパスへと移籍し、デビュー戦でいきなり退場するという衝撃的なスタートを切った。
審判への抗議で数多くのカードを受け取ったものの、それを差し引いても彼の卓越した技術は名古屋グランパスに数多くの素晴らしい瞬間をもたらした。また監督としても名古屋を率いてJリーグ優勝を果たしたほか、革靴で超ロングシュートを決めて退場するなど印象深いシーンがあった。
ウェズレイ
生年月日:1972年4月19日
圧倒的な推進力を生かした突進と強烈なミドルシュート、正確無比の破壊力あるフリーキックなどを武器に活躍したブラジル人ストライカー。2000年にバイーアから名古屋グランパスに加入し、4年半に渡ってエースとなった。
一度ブラジルへと戻ったあと、2006年に再び来日してサンフレッチェ広島と大分トリニータでプレー。J1リーグで217試合に出場して124ゴールという素晴らしい成績を残し、2003年には得点王にも輝いた。
ジョシュア・ケネディ
生年月日:1982年8月20日
ドイツのカールスルーエからアジア枠を使って獲得されたオーストラリア代表の長身ストライカー。194cmの大柄な体格を生かしたヘディングが最大の武器で、長髪の容貌から神々しい雰囲気を醸し出す点取り屋であった。
名古屋では2010年、2011年と2年連続でJリーグ得点王に輝き、ベストイレブンにも選出。クラブのJリーグ初優勝にも貢献するなど多くのタイトルに恵まれた。
ダニルソン
生年月日:1986年9月6日
コロンビアからやってきた身体能力抜群のモンスターボランチ。2009年にコンサドーレ札幌へ加入し、J2でインパクトある活躍を見せて名古屋グランパスへと移籍した。
圧倒的なスピードとフィジカル、そして左足からのパワフルなキックを備えた選手。そのスタイルもあって怪我も多かったものの、中盤のディフェンスを担わせれば一人で何役もこなせるような存在であった。名古屋では6シーズンを過ごし、Jリーグ優勝を経験している。
ミッチェル・ランゲラック
生年月日:1988年8月22日
2018年から現在まで名古屋グランパスで長くプレーしているオーストラリア人ゴールキーパー。ボルシア・ドルトムント時代には香川真司ともチームメイトだったという経験を持っている。
スペインのレバンテUDから名古屋グランパスへ移籍し、現役を引退した楢崎正剛の後継者としてゴールマウスに君臨。これまで6年間レギュラーとして活躍を見せ、クラブの歴代外国人選手最多出場記録を更新している。