高校野球で表示トラブルの「いせはらサンシャイン・スタジアム」 スコアボードを改修、全面LED化へ

全面LED化への改修事業が着手されるいせはらサンシャイン・スタジアムのスコアボード=18日、伊勢原市西富岡

 老朽化が進むいせはらサンシャイン・スタジアム(神奈川県伊勢原市西富岡)のスコアボードが全面LED化される。伊勢原市議会は19日、改修費を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を可決。リニューアル工事は2025年2月に完了する予定で、今夏の高校野球神奈川大会でひと騒動となった不具合は解消されることになる。市スポーツ課は「できるだけ早く直したいと思っていた。最短で仕上げるシナリオができた」と話している。

 同球場は1991年に完成し、翌年から同大会などで使用されてきた。選手名が手書きで表示されるレトロな球場として親しまれてきたが、今年7月には電光掲示板の表示ランプが不具合で滅灯するなどトラブルにも見舞われた。現在もチーム名を電光掲示する機能は回復せず、真夏のスコアボード建屋内での熱中症なども懸念されていた。

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