このところサッカー界はユニフォームなどを含めたあらゆるものが販売されており、ファンにとってもそのデザインは毎年の楽しみとなっている。
今回は『Soccergator』が選定した「今シーズン最悪のユニフォームデザイン5着」をご紹介する。どうやらあまり派手なのは好みでないようである。
ACミラン サード
サプライヤー:Puma
2023-24シーズンのACミランが作ったサードキットのコンセプトは「人々を団結させるもの」であるが、一方でそのデザインに議論や対立の余地がかなりある。
このシャツはユニコーンの歯磨き粉を混ぜ合わせたような不思議なブレンドであり、あの男前オリヴィエ・ジルーが着ても美しく見せることができない。パオロ・マルディーニでも無理だろう…。
このユニフォームに関する複雑な感情は試合にもある。チャンピオンズリーグのグループステージでニューカッスルに勝利を収めたものの、ランキングでは3位に終わり、ヨーロッパリーグに回ることになってしまったのだ。
アーセナル アウェイ
サプライヤー:Adidas
昨季のプレミアリーグで僅かに届かなかったアーセナル。そこから立ち直りたいと考えているクラブにとって、このユニフォームデザインはかなり複雑なものだ。黄緑のベースにゼブラのジグザグ模様が強烈なインパクトを与える。
あるアーセナルのファンはこうツイートしたという。「娘が私のマリファナを受動喫煙してハイになったときのことを思い出すよ。娘はママの蛍光ペンを握ってフラフラしながらお絵かきをしていた。そんなときのことを。全く恐ろしい」
ポーツマス サード
サプライヤー:Nike
この鮮やかさに目を凝らして欲しい。ポーツマスが今季3部リーグで使うサードユニフォームはNike製であるが、まるで生焼けのサーモンの切り身のようにも見える。
これは1898年から1909年に着用されたオリジナルのホームユニフォームからインスパイアされた色であるが、その時のクラシックなデザインのほうがまだよかった。
Nikeのテンプレートにピンクとクラレット、さらに黒のソックスと白のパンツ。更に悪化している。ファッションには周期性があるというが、ポーツマスに限ってはそうではないようだ。
レディング サード
サプライヤー:Macron
ヴィヴィッドな紫のベースカラーに、エメラルドグリーンのジグザグ模様。レディングが今シーズンの3部リーグで使用するサードキットはあまりにもチャレンジングなものであった。
実は、これは「亀の甲羅」を模したデザインなのだという。さらに首周りと袖周りのイエローがヴィヴィッドさに拍車をかけている。少なくともこれを街で着たいファンはいないだろう。
インテル サード
サプライヤー:Nike
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インテルの新しいメインスポンサーになったパラマウントが胸にロゴを入れる。それによってクラブは新しいデザインセンスを見せなければならなくなったが、このサードユニフォームは過ちを犯している。
リリースでは「過去から驚くべき未来への道を照らすデザイン」と記載されている。確かにインテルは1950年代にオレンジを一部使っていたことがあるが、もはやこれはオランダしか連想しない。