中洲ホストクラブに立ち入り検査 営業実態を確認、福岡県警

福岡・中洲地区のホストクラブが入るビルに立ち入り検査に向かう福岡県警の捜査員ら=19日夜

 福岡県警は19日夜、風営法に基づき、九州最大の歓楽街・中洲地区(福岡市博多区)のホストクラブに立ち入り検査に入った。女性客に高額な借金を負わせる手法が問題視される中、適正に営業されているかどうか約30店を対象に実態を確認した。

 午後9時過ぎ、店舗があるビルに県警の捜査員が列になって入った。福岡労働局の職員も同行した。県警生活保安課の松尾丙午次席は「背後で不当に利益を得ている暴力団などがいる可能性もある。積極的に取り締まる」と話した。

 ホストクラブを巡っては、客の女性に高額請求し、借金を負わせて売春をさせるなどの問題が表面化している。

© 一般社団法人共同通信社