きょう20日(水)は冬の天気分布。太平洋側は広く晴れて、昼間は、きのう19日(火)よりも気温が高く、日差しが暖かく感じられそうだ。日本海側は雪や雨で、きょうは北海道で、ふぶいたり、雪の降り方が強まる所がある見込み。また、あす21日(木)以降、日本海側を中心に大雪のおそれがある。きょうのうちに、雪への備えを万全にしておきたい。

太平洋側は広く晴れ　昼間は寒さ和らぐ

　太平洋側では、早朝、関東南部の沿岸部など一部で雨の降る所があるが、通勤通学の時間帯には、広く晴れる見込み。
　朝は冷え込んでいるが、昼間は日差しがたっぷり届いて寒さが和らぎそうだ。きのうは最高気温一桁の寒さだった所が多いが、きょうは、関東から西日本で12℃～13℃まで上がる見通し。空気の乾燥する所も多いので、1年で最も昼間が短い時期の晴れ間を、洗濯など有効に使いたい。
　最高気温は日本海側でも、きのうより高めだが真冬の寒さの所が多く、雪や雨対策に加えて防寒対策も必要だ。

日本海側は雪や雨　北海道はふぶき、北陸は落雷注意

　日本海側は、北海道や東北では雪が降り、北海道ではふぶいたり、雪の降り方が強まる所がある見込み。北陸から山陰にかけては雪や雨で、日中は、平地で雨が主体となるが、夜は、雪の所が多くなりそうだ。風が強く吹き、北陸周辺では落雷にも注意が必要となる。
　また、九州北部は、今夜は遅くなるほど、雪や雨が降りやすくなる見込み。

21日(木)～23日(土)　日本海側中心に大雪のおそれ

　あす21日(木)から23日(土)にかけては、冬型の気圧配置が強まり、上空には西回りで強い寒気が流れ込む見込み。このため、日本海側では風が強く荒れた天気となり、北陸を中心に、北日本から西日本の広範囲で大雪となるおそれがある。最新の防災気象情報に注意するとともに、雪への備えは、きょうのうちに万全にしておきたい。

（気象予報士・海老原美代子）