主力ベンチスタートのナポリ、格下フロジノーネに4失点惨敗【コッパ・イタリア】

[写真:Getty Images]

ナポリは19日、コッパ・イタリア・ラウンド16でフロジノーネをホームに迎え、0-4で惨敗した。

ラウンド16から登場のナポリは、3日前に行われたセリエAではオシムヘンの1ゴール1アシストでカリアリに勝利。そのナポリはオシムヘンやクワラツヘリアをベンチスタートとし、控え主体のメンバーで臨んだ。

2回戦でトリノを下したフロジノーネに対し、シメオネ、ラスパドーリ、リンドストロームの3トップでスタートしたナポリは一進一退の立ち上がりを強いられる。

フロジノーネのハイプレスを受けたことで序盤は流れを掴み切れず。そんな中16分、ボックス右からリンドストロームがGK強襲のシュートを浴びせると、続く22分にはボックス左で縦に仕掛けたラスパドーリもGK強襲のシュートで牽制した。

前半半ば以降も互角の攻防が続いた中、相手のミスを突いてナポリが先制しかける。オコリのバックパスをシメオネがカットし、ゴールを陥れた。しかし、VARが入り、その前のプレーでリンドストロームにハンドがあったとしてノーゴールに。

追加タイムにはラスパドーリが直接FKでゴールに迫った中、ゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半、53分にマリオ・ルイの直接FKがポストに直撃したナポリは、ディ・ロレンツォとロボツカの両主力を投入して圧力をかけにかかる。

さらに63分、オシムヘンとクワラツヘリアを投入したナポリだったが、65分に被弾。CKからバレネチェアにヘディングシュートを決められた。

さらに70分、痛恨の追加点を献上してしまう。ディ・ロレンツォのバックパスをカソにカットされ、そのままシュートを決められた。

意気消沈のナポリは反撃できずに時間が経過。84分にはGKとの一対一の大ピンチを迎えた中、ここはゴッリーニが何とか凌ぐも90分にディ・ロレンツォがPKを献上。

これをシェディラに決められると、ラストプレーにもハルイにゴールを許してまさかの4失点惨敗。フロジノーネにジャイアントキリングを食らっている。

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