ガザ決議案の採決、再び延期 国連安保理、文言の交渉難航

ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会=19日(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は19日、パレスチナ自治区ガザで「敵対行為の停止」を各当事者に求める決議案の採決を19日から20日(日本時間21日)に再び延期することを決めた。外交筋が明らかにした。当初は18日に採決予定だった。決議案の文言に関する交渉が難航しているという。

 イスラエルを擁護する米国は安保理で10月と今月、拒否権を発動してガザ情勢に関する決議案を否決させた。今回の決議案で米国の拒否権行使を回避するため、アラブ首長国連邦(UAE)などを中心に調整が続いている。

 UAEが提出した当初の決議案は、民間人への無差別攻撃を非難。「敵対行為の停止」を要求した。

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