10人のアトレティコがヘタフェとの壮絶な打ち合いを演じるもドロー…ホーム連勝記録更新はならず【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーは19日、ラ・リーガ第18節でヘタフェと対戦し3-3の引き分けに終わった。

直近のアスレティック・ビルバオ戦を0-2で完敗した4位アトレティコ(勝ち点34)は、その試合から先発メンバーを4人変更。モラタやサウール、モリーナらに代えてデパイ、デ・パウル、リケルメらを先発で起用した。

公式戦3連勝中の8位ヘタフェ(勝ち点25)に対し、アトレティコは9分にデパイのハイプレスからこぼれ球をボックス左で拾ったリケルメがコントロールショットでゴールを狙ったが、これはクロスバーに弾かれた。

さらにアトレティコは、28分にもデ・パウルのパスをボックス中央で受けたデパイが反転からゴールを狙ったが、これはGKソリアのファインセーブに防がれた。

膠着状態が続く中、アトレティコは38分に中盤を突破しようとしたマタの顔にサビッチの腕が当たると、この試合2枚目のイエローカードで退場処分となった。

数的不利となったアトレティコは、40分にデパイを下げてアスピリクエタを投入し守備ラインを整える。すると44分、M・ジョレンテのパスで右サイドを抜け出したリケルメがDFとGKの間に早いクロスを供給すると、これをグリーズマンがゴールに流し込んだ。

1-0で迎えた後半、アトレティコは早い時間に追いつかれる。53分、ボックス右深くまで侵入したグリーンウッドの早いクロスをGKオブラクが弾くと、浮き球をマジョラルがヘディングでゴールに押し込んだ。

追いつかれたアトレティコは、57分にデ・パウルを下げてモラタを投入。すると63分、アスピリクエタのロングパスで右サイドを抜け出したM・ジョレンテがボックス右横でのボールキープからクロスを供給すると、走り込んだモラタがヘディングシュートを叩き込んだ。

さらにアトレティコは67分、セットプレーでのポジション争いの際にボックス内のエルモソがダミアン・スアレスに顔を叩かれてピッチに倒れると、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。このPKをグリーズマンがゴール右に決めた。

2点差としたアトレティコだが、87分にオスカルのゴールで1点を返されると、90分にはダミアン・スアレスの右クロスをスライディングブロックしたリケルメのハンドを取られ、PKを献上。これをマジョラルに決められ、土壇場で試合を振り出しに戻された。

結局、試合はそのまま3-3でタイムアップ。終盤の失点で追いつかれたアトレティコは、ホーム連勝記録が「20」でストップし新記録更新を逃した。

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