農業の技術交換へ ニカラグア大使が知事訪問

 中央アメリカの中部にあるニカラグア共和国の駐日大使が、栃木県との関係を深めようと12月19日、福田富一知事を表敬訪問しました。

 福田富一知事を訪問したのは、ニカラグア共和国のサンディ・アナベル・ダビラ・サンドヴァル駐日大使です。

 福田知事はまず、サンディ・ダビラ大使を知事室に案内し、窓ガラス越しに見える景色を指しながら、栃木県とニカラグアは湖や山といった地形に共通点があることを説明しました。

 ニカラグアでは近年、イチゴの栽培を始めていて、今回の訪問は、イチゴの栽培技術を学ぶ目的もあります。

 福田知事は「栃木県の農業の課題は暑さ対策。日本より平均気温が高いニカラグアでおいしい農産物を作る技術を我々にも教えてほしい」と述べ、今後も県とニカラグアが農業に関する意見交換などを通して交流を続ける考えを示しました。

 最後に、福田知事がイチゴと益子焼の食器を贈り、サンディ・ダビラ大使からは民芸品と特産品のラム酒が贈られ、今後の交流に期待を寄せました。

 サンディ・ダビラ大使はこの後、農業試験場のいちご研究所を視察したということです。

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