「SDGs」は救いになるか? 元地球環境問題大使が講演 「地球と人類は危機的状況」/岡山・津山市

岡山県津山市にある美作大学で公開講座が開かれ、元地球環境問題担当大使の堀江正彦さんが「気候変動と生物多様性の危機〜SDGsは救いになるのか」をテーマに話した。

堀江さんは、地球温暖化と生物多様性が地球規模的問題として危機的状況にあり、これらの二大危機に対して担当大使として締約国会議(COP)でどのような外交交渉を行ってきたか臨場感あふれる話を披露。国民を挙げてSDGsの達成を目指し、危機的状況にある地球と人類が生き延びていく努力を倍加しなければならないと強調した。

後半では、亡夫が津山出身だったフォークシンガーのイルカさんに依頼して創作してもらった「We Love You Planet!〜ひびけ!惑星に。」の動画も披露。イルカさんの歌声に会場が盛り上がった。

「今回は津山高専から多くの生徒が参加してくれただけでなく、先般の日本・ペルー国交樹立150周年に合わせて津山を訪問したペルー大使夫妻に『英語ガイド』として津山城や弥生住居遺跡を紹介した生徒も参加してくれたことをうれしく思う」と話していた。

© 津山朝日新聞社