市販薬 20歳未満の大量購入を禁止へ 厚労省が“オーバードーズ”対策強化

若者を中心に薬のオーバードーズ、いわゆる過剰摂取が問題となっていることを受け、厚生労働省は20歳未満が大量に薬を購入することを禁じる制度の見直しを行います。

薬のオーバードーズ=過剰摂取を巡っては、オーバードーズに使うための市販薬を新宿・歌舞伎町で無許可で販売したとして逮捕される事件も発生しています。こういった事態を受け、12月18日行われた厚労省の検討会では、依存性がある成分を含む市販薬を20歳未満が大量に購入することを禁じる、制度の見直し案を大筋で了承しました。

乱用の恐れがある薬を20歳未満に販売する場合は、少ない容量の製品1個に制限し、写真付きの身分証などによる年齢確認や販売記録の保存を義務付けます。

厚生労働省は来年(2024年)、とりまとめた案を審議会で議論し、法改正を目指します。

© TOKYO MX