パイレーツがマカッチェンと再契約 1年500万ドルで合意との報道

今季6年ぶりに古巣パイレーツへ復帰し、通算2000安打、400二塁打、1000四球のマイルストーンに到達したアンドリュー・マカッチェンが来季もパイレーツの一員としてプレーすることになった。MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、パイレーツはマカッチェンと1年500万ドルで再契約することで合意に至ったという。まだ正式発表は行われていないものの、マカッチェンは自身のSNSを更新し、再契約したことをほのめかしており、近日中に球団から正式発表されることになりそうだ。

現在37歳のマカッチェンはメジャー最初の9シーズンをパイレーツで過ごしたあと、ジャイアンツ、ヤンキース、フィリーズを経て、今季6年ぶりにパイレーツへ復帰。主に指名打者として起用され、112試合に出場して打率.256、12本塁打、43打点、11盗塁、75四球、出塁率.378、OPS.775をマークした。通算2000安打、400二塁打、1000四球を達成したものの、9月に左アキレス腱を部分断裂して離脱し、300本塁打にはあと1本届かず。再契約したことにより、通算300本塁打のマイルストーンをパイレーツの一員として達成することがほぼ確実となった。

ベン・チェリントンGMはオフシーズン序盤からマカッチェンと再契約する意思があることを公言しており、今回の再契約は既定路線だったと言える。マカッチェン自身も古巣復帰した2023年を現役最後のシーズンにするつもりは全くなく、9月には「こんな形で終わりたくない。プレーし続けたいと思っている。怪我を治し、2024年に向けて準備するよ」と現役続行への意欲を改めて示していた。

今季は指名打者として97試合にスタメン出場し、外野手としてのスタメン出場は7試合(すべて右翼)だけだったが、チェリントンGMはマカッチェンが守備に就く機会を増やすことも検討しているようだ。マルコ・ゴンザレス、ラウディ・テレズ、マーティン・ペレスらを獲得し、着実に戦力補強を進めているパイレーツだが、チームの象徴、リーダー、そして精神的支柱として、マカッチェンとの再契約は何よりも大きい補強となりそうだ。

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