12月も間もなく下旬。慌ただしさが増す中、上山市長清水1丁目の蔵六(ぞうろく)面工房では、木村菖一郎さん(37)が来年の干支(えと)「辰(たつ)」をイメージした和紙の張り子の人形やお面作りに励んでいる。
辰は緑色を基調とした色彩で仕上げられる。お面は竜の顔を正面から見たイメージで、人形は歩き出しそうな雰囲気だ。
木村さんは「ウサギなど白が基調の面や人形と違い、色彩を入れる面積が広く、制作には倍の時間がかかる」と話す。張り子の人形とお面は年末まで約1500個を作る予定。
価格は1100~3900円。来年1月10日の山形市初市や、上山城(上山市)の売店、「道の駅 やまがた蔵王」に併設する県観光物産会館ぐっと山形(山形市)で販売される。