点字カレンダー役立てて 京都・長岡京の製紙工場が地元社協に寄贈

来年の点字カレンダーを受け取る福増副会長(左)=長岡京市東神足2丁目・市地域福祉センターきりしま苑

 三菱製紙京都工場(京都府長岡京市開田1丁目)は、来年の点字カレンダー140部を市社会福祉協議会に寄贈した。

 点字カレンダーの寄贈は、三菱製紙グループが社会貢献活動の一環として各地で取り組んでいる。同市社協には2007年から贈っている。

 来年のカレンダーは「世界ぐるりレシピ」がテーマで、2カ月ごとに料理の写真を添え、レシピを点字などで紹介する。1.2月が中国の「油淋鶏」、9.10月がインドの「タンドリーチキン」など6品。五十音やアルファベットなどの点字一覧表も載せている。

 同社京都工場事業部の社員が市地域福祉センターきりしま苑(東神足2丁目)を訪れ、市社協の福増久美子副会長に手渡した。福増副会長は「障害のある方にとっては貴重で喜ばれている。小中学校の福祉教育の授業でも活用している」と感謝した。

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