愛知・常滑市、宿泊税導入へ 1泊200円、東海地方で初

 愛知県常滑市が市内のホテルや民泊などの宿泊者に課す「宿泊税」を導入する方針であることが20日、分かった。税額は1人1泊につき200円で、総務相の同意を得て2025年1月ごろに徴収を開始する見通し。市によると、実現すれば東海地方で初めて。

 市内には中部空港があり、年間100万人の宿泊客から2億円程度の税収を見込んでいる。得られる財源は、市街地と空港島を結ぶシャトルバスの定期運行や国内外へのプロモーションなど観光振興に活用する。

 市内には37の宿泊事業者があり、新型コロナウイルス感染拡大前の19年は約110万人が宿泊した。来年3月に条例案を市議会に提出する予定。

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