「Jリーグでやってるチームない」 ヴィッセル神戸の永井秀樹SD、提携先アストン・ヴィラで目撃した“衝撃の筋トレ”を明かす

クラブ史上初のJ1優勝を成し遂げたヴィッセル神戸。今年10月にはアストン・ヴィラと戦略的パートナーシップ(提携)も結んだ。

そのヴィラは王者マンチェスター・シティを撃破するなど現在プレミアリーグ3位と躍進中。スペイン人のウナイ・エメリ監督が率いているほか、セビージャで辣腕を振るった敏腕スポーツディレクターのモンチも在籍している。

ヴィッセルでスポーツディレクターを務める永井秀樹氏は、PIVOTのYouTubeチャンネルでヴィラとの提携についても語っている。

なんでもヴィッセルの三木谷浩史会長とヴィラのナセフ・サウィリス会長が親しい友人関係にあることが今回の提携の根本にあるそう。

ユース選手2人とともにヴィラの施設を訪れて1週間ほど現地に滞在した永井氏はこんな話もしていた。

「(制限なく)全部見せてくれました。本当に全てフルオープンで。おもしろかったですよ。モンチのスカウティング能力っていうんですか、仕組みは非常に勉強になりましたし。ちょっと異次元ですね。

(学びになったのは)あとは環境面ですね。もちろん、ヴィッセルはJのなかでは恵まれた施設・環境ではありますけど、さらに…あの辺までいけるといいなと」

「あと、一番の衝撃だったのは、筋トレというか、フィジカルに対する考え方・取り組みがちょっと異次元でしたね。

僕もサッカーという競技にそこまで筋力トレーニングはいらない・必要ないんじゃないかと思っていた人間だったんですけど、ちょっとすごかったですね。

全体で約40分やるんですよ、いわゆる筋トレを。それもラグビーとかアメフトがやるようなトレーニングを週に大体3回くらいやるって言ってましたね、トレーニングの前に。

そんなの多分、Jリーグでやってるチームないですし、なかなか受け入れられないっていうか。でも、世界基準っていうところを考えると、このくらいやらなきゃムリなんだなって非常に勉強になりました」

サッカー以上に激しいコンタクトスポーツであるラグビーやアメフトでやるようなハードなフィジカルトレーニングを取り入れていたことに衝撃を受けたとか。

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なお、ヴィラのスカウティングシステムは、10人ほどいるスカウト陣が6000人の選手を60人程度にまで絞ってそれを一番上のモンチに伝えるようなものだそう。

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