「闘牛クッキー」観戦後の土産にどうぞ 沖縄・うるま特産品を使用 気になるお味は?

中村正人うるま市長(前列左から2人目)に闘牛クッキーを紹介するかりゆし塾のチームニパニパのメンバー=8日、同市役所

 【うるま】県経営者協会が主催する官民交流型人材育成研修「かりゆし塾」のメンバーが8日、うるま市役所で、闘牛の認知度向上のために開発した新商品「闘牛クッキー」を発表した。闘牛クッキーは牛の顔の形をしており、市内で生産されている津堅島ニンジンと「ぬちまーす」の塩を使用した。味は塩ココアと塩ミルクの2種類。闘牛観戦後の土産として売り出し、市特産品認定を目指す。

 考案したのは、県内企業の社員や市職員でつくるかりゆし塾34期のチーム「Team NIPa NIPa(チームニパニパ)」のメンバー。

 闘牛は地元から愛される魅力的な文化であるものの、訪問者の8割が地元住民で、石川多目的ドームへの観光客の訪問率はわずか1%という現状を知り、認知度を上げたいと商品作りに取り組んだ。

 同市赤道の洋菓子店「otama ビスケット」の宮城芳枝代表にクッキー作りを依頼。「逃げたら負け」という闘牛ルールにちなみ、受験生が手に取る験担ぎ商品としても売り出したい考え。

 同塾のリーダーでOCS営業企画課の比嘉亮係長は「闘牛の認知度向上に役立ちたい」と意気込んだ。(中部報道部・又吉朝香)

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