【有馬記念/人気傾向】スターズオンアースら上位4歳勢に“勝率6%” 唯一プラス収支の本命候補は……

12月24日に中山競馬場で行われる第68回有馬記念(GI、芝2500m)のデータを紹介する。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

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■好走馬30頭中24頭が5人気以内

過去10年、1番人気は【6.1.1.2】で2020年から連勝中。1番人気で馬券外へと敗れたのは、結果的に条件が合わなかったアーモンドアイとラストランで当時6歳のゴールドシップ。複勝率80%で基本的には崩れない。

2番人気、3番人気はいずれも【1.1.3.5】。2016年以降は毎年少なくとも1頭が好走している。しかし連対率20.0%は4番人気【1.1.2.6】と5番人気【0.2.0.8】と同率で、やや心許ない成績と言っていいだろう。2桁人気の好走は2020年に11番人気2着のサラキアのみと、大穴は出現しにくい。

1~5番人気を合わせると【9.6.9.26】で、好走馬30頭中24頭を占めている。このうち、3歳馬が【4.1.2.5】勝率33.3%ともっとも高く、複勝率も58.3%でトップの成績。さらに回収値は他の年齢が100を切っているのに対して、3歳馬は単複130オーバー。上位人気必至のタスティエーラは狙って損はない。

5歳馬も【4.1.5.9】勝率21.1%、複勝率52.6%、回収値は単勝99、複勝94で好成績だが、気になるのは4歳馬【1.4.2.9】勝率6.3%、複勝率43.8%、回収値が単勝15、複勝82と、勝率がグッと下がる点だ。スターズオンアースはじめジャスティンパレスドウデュースらは5番人気以内でも勝ち切れない可能性が十分あり得る。

過去10年で1+2+3番人気の組み合わせは1回、1+2番人気は3回、1+3番人気は3回、2+3番人気は1回。基本的には1~3番人気のうち2頭+4番人気以下の1頭で決まる傾向。宝塚記念ほど荒れることはないのが中山のグランプリだが、2着に来ている回数としては4番人気以下が6回と、人気上位馬を上回っており、馬連や馬単で妙味が生まれそうだ。

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(SPREAD編集部)

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