アスレチックスが救援右腕ゴットを獲得 年俸150万ドルの1年契約

日本時間12月20日、アスレチックスはメッツからノンテンダーFAとなっていた救援右腕トレバー・ゴットと1年契約を結んだことを発表した。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が契約条件の詳細を伝えており、年俸は150万ドル。45試合に登板すると5万ドル、50試合に登板すると5万ドルのボーナスを獲得することができ、トレードされた場合には10万ドルのボーナスが発生するという。ゴットは試合終盤の重要な役割を担うことを期待されている。

現在31歳のゴットは2013年ドラフト6巡目指名でパドレスに入団し、2015年にエンゼルスでメジャーデビュー。ナショナルズ、ジャイアンツ、ブリュワーズと渡り歩き、今季はマリナーズとメッツで自己最多の64試合に登板して58イニングを投げ、0勝5敗1セーブ、10ホールド、防御率4.19、62奪三振をマークした。被バレル率が低く、自己最多の58イニングを投げながらも被本塁打は前年の半数(4本)にとどめている。

アスレチックスのデービッド・フォーストGMは「投手陣、特にブルペンに経験のある投手を加えたいと思っていた。トレバーはア・リーグ西地区で好投した実績があるし、ベイエリアのチームへの復帰を望んでいたんだ」とコメント。「試合終盤に投げた経験もある選手だし、クローザー候補の1人としてスプリング・トレーニングを迎えることになるだろう」と活躍に期待を寄せた。

アスレチックスのブルペンには実績のあるリリーバーがほとんどおらず、今季デビューしたメイソン・ミラー(6先発を含む10試合で防御率3.78)とルーカス・アーセグ(50試合で防御率4.75)の2人が来季のクローザー候補に挙げられている。彼らが期待通りの活躍をできる保証はなく、メジャー8年間で通算255試合に登板した実績を持つゴットは「保険」の意味合いも込めて、アスレチックスにとって貴重な戦力となりそうだ。

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