“パジャマから油”“被害者の一人から借金”検察、袴田さんを犯人とする“根拠”を展開【袴田さん再審第5回公判】

1966年、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、死刑が確定している袴田巖さんの再審=やり直しの裁判の5回目の公判が12月20日、静岡地方裁判所で開かれ、検察は袴田さんを犯人とする“根拠”を展開しています。

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<滝澤悠希アナウンサー>
「半世紀前の事件について争う、袴田事件再審公判。第5回公判は年内最後の公判となります」

20日の再審公判で検察は、袴田さんが犯人であることを裏付ける根拠について主張を展開しています。

検察は袴田さんが犯行後に着替えたとしているパジャマから、犯人が放火する際に使ったとされる油が検出されたことや、当時、袴田さんは被害者の一人から借金をしていたことから金品を目的に犯行に及んだと考えられるなど複数の根拠を挙げ、袴田さんが犯人であると改めて主張しています。

午後からは弁護団が検察の主張に対して反論する予定です。

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