冷房と暖房、エアコンの電気代はどちらが高い?節約テクニックもご紹介

エアコンは家電の中でも電気代が高くなりやすい

家電製品の中でも、エアコンの電気代は、特に高くなることがあります。夏や冬に冷房や暖房を使用する家庭では、電気代が驚くほど高くなり、悩む人も多いのではないでしょうか。そのため、エアコンの電気代を節約するための方法を模索している方も多いと思うので詳しく解説していきます。

エアコンの「冷房」と「暖房」、どちらの電気代が高い?

エアコンには、冷房、暖房、送風、除湿など様々な機能がありますが、特に冷房と暖房がよく使用されていると思います。それでは、冷房と暖房の電気代はどちらが高くなりやすいのでしょうか。

エアコンの電気代はどのように計算できる?

基本的には、「消費電力(W)×電力料金単価(円)」の計算式で求められます。これは目安となる計算式です。電力料金単価は電力会社によって異なりますが、1kWhあたり約31円とされています。したがって電気代は家庭での消費電力量によって大きく変わります。

エアコンの消費電力は室温と設定温度の差で決まる

消費電力量は、エアコンの設定温度と室内温度の差が大きければ大きいほど増え、小さければ小さいほど抑えられます。

設定した温度と室内の温度の差が大きいほど消費電力量が増え、逆に設定温度と室内の温度の差が小さければ、消費電力量が小さくなります。

冷房と暖房では、どちらの電気代が高いでしょうか

消費電力量は設定温度と室温の差が大きいほど多くなります。

住んでいる地域にもよりますが、夏場に室温が約33度になるとすると、冷房を28度設定にした場合温度差は5度になります。

一方冬場の室温が10度、エアコンの設定温度を22度とした場合、温度差が12度になります。

したがって、上記のような使い方の場合は夏場よりも冬場のほうが電気代が高くなる可能性が高いと考えられます。

エアコンの消費電力が高くなる原因は?

  • 古い機種のエアコンを使っている
  • 頻繁にエアコンをオンオフする
  • フィルターの清掃を怠る
  • 室外機周りに障害物がある

などがあります。これらに心当たりがある方は、可能な範囲だけでも対応することで冬場の電気代を抑えることができます。

エアコンの電気代を節約する方法を紹介

エアコンの電気代は、空気を循環させるなど、早めに室温を設定温度に近づける工夫によって節約することができます。

  • 自動運転モードを利用する
  • 設定温度を高く(低く)しすぎない
  • サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
  • 冬は加湿器、夏は除湿器を併用
  • 遮光カーテンや断熱カーテンを使用する
  • フィルターを定期的に清掃する
  • 10年以上経過したエアコンは交換を検討する

特に冬は加湿器、夏は除湿器の併用が効果的です。また、外からの影響を遮断するために遮光カーテンや断熱カーテンの使用も有効です。

エアコンは消費電力を抑えれば電気代の節約につながる

エアコンの電気代は消費電力量を抑えることで、節約することが可能です。上記の方法を実践し、設定温度と室温の差を縮め、消費電力を抑える工夫をしてみてください。

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