ドジャースが山本に2億5000万~3億ドルの高額オファーを検討か

地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者によると、ドジャースは山本由伸に対して2億5000万ドルから3億ドルの高額オファーを提示することを検討しているようだ。山本獲得を狙う各チームは、今週中に山本に対して具体的な条件提示を行うとみられており、早ければ今週中に争奪戦が決着する可能性もあると言われている。一部では「3億ドルを超える可能性もある」との見方も出ているが、ドジャースも他のチームに負けないオファーを準備しているようだ。

山本争奪戦は、現時点でドジャース、ヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、レッドソックス、フィリーズ、ブルージェイズの7チームに絞られたとみられている。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、フィリーズとブルージェイズは最終候補に残らない可能性が高いとの見通しを示しており、カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者も「ブルージェイズが最終候補に残る可能性は大谷翔平のときより低い」としている。

移籍情報サイトは、山本が総額2億5000万ドルで契約した場合、ポスティング制度による譲渡金が3937万5000ドルになることを指摘。要するに、山本を獲得するチームは譲渡金も含めて2億9000万ドル近い大金を投じることになる。契約総額が3億ドルになった場合は、譲渡金が4687万5000ドルとなり、山本を獲得するチームは3億5000万ドル近くを投じることになる。

ドジャースは現時点でぜいたく税計算上のペイロールが2億5500万ドルを超えており、山本を獲得すれば、2つ目の基準額(2億5700万ドル)だけでなく、3つ目の基準額(2億7700万ドル)を超えるのは確実。もちろん、それによってぜいたく税の税率も上昇するため、実質的に山本獲得には上記以上の大金を支払うことになる。

それでもタイラー・グラスノー、ウォーカー・ビューラー、ボビー・ミラーとともに先発ローテーションを形成する投手の補強は急務。大谷が望む「勝てるチーム」を作るために、山本への高額オファーを準備しているとみられる。

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