「住み続けたい街」 芦屋や鎌倉に並んでトップ10入りした沖縄の町は…

 大東建託(東京都)は20日、全国の市町村を対象にした「いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023」を発表した。住み続けたい街で沖縄県嘉手納町が全国3位にランクイン。2位の芦屋市(兵庫県)、5位の鎌倉市(神奈川県)といった知名度の高い自治体が上位10位に名を連ねる中、北谷町も6位に食い込んだ。1位は神奈川県の葉山町。

 嘉手納町は、公立小中学校の給食費に加えて18歳未満の医療費を無償化するなど、子育て関連施策が充実している。居住者からは「子育て支援が素晴らしい」といった声があった。

 加えて、大東建託賃貸未来研究所の宗健氏は「嘉手納は米軍基地が町面積の大半を占め、市街地が非常にコンパクト。徒歩で暮らしやすく、長く住む人が多いために地域のコミュニティーもしっかり形成されている点が高評価だった」と分析した。

 都道府県別の住み続けたい街ランキングでは、沖縄県は14位だった。

 一方、街の幸福度ランキングは、県内で上位10位にランクインした市町村はなかった。都道府県別では、沖縄県は3位だった。

 大東建託の調査は、2019年から2023年にかけてインターネットのアンケートに回答した沖縄県在住の計8004人を含む全国8万6722人を対象に分析。回答者50人以上の市町村を集計対象としている。

「住み続けたい街」全国3位に入った嘉手納町の商店街=14日、嘉手納町嘉手納

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