新築マンション平均8250万円 11月の首都圏、36.7%上昇

 不動産経済研究所が20日発表した首都圏(1都3県)の11月の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同月比で36.7%高い8250万円だった。東京23区の高額物件が全体の価格を押し上げた。

 発売戸数は4.3%減の2743戸。一部で発売を遅らせる物件があったといい、担当者は「コロナ禍で好調が続いた郊外では客足がやや鈍る傾向にある」と指摘した。

 地域別の平均価格は、東京23区が50.2%上昇の1億2811万円、23区以外の都内は15.6%上昇の5062万円、神奈川県は20.5%上昇の6155万円、埼玉県は5.0%下落の4684万円、千葉県は25.2%上昇の5111万円だった。

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