「月9」2作連続最低視聴率更新で初主演・永野芽郁にかかる「甚大なる重圧」

『ハコヅメ』撮影中の永野芽郁

「18日に放送された月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』最終回の視聴率は5.3%でした。平均世帯視聴率も5.3%(ビデオリサーチ・関東地区)で、前クール『真夏のシンデレラ』の5.7%を下回り、月9史上最低視聴率をまた更新しました」(テレビ誌記者)

『ONE DAY』は二宮和也(40)大沢たかお(55)中谷美紀(47)がトリプル主演する話題作として前評判も高かった。

「“クリスマスイブの1日を描く、謎と愛と奇跡の物語”がコンセプトで、別の人生を歩む3人の男女のストーリーが並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たすというものでした」(前出・テレビ誌記者)

放送終了後にはX(旧ツイッター)で「#ONEDAY」がトレンド入り。SNSでは、

《いろいろツッコミどころがあったり、ただただ行く末を見守るタイプのドラマだったけど、終わる時に寂しさを感じるのってこういうドラマだったりするんだよな…》
《楽しかったですよ。いろいろ、つながってほっこりですね 最後は、涙出ちゃいました》

といった書き込みもあった反面、批判的な声も多く見受けられた。

《凄い俳優陣が出ているので、楽しみにしていたが、これまた2回目途中で離脱 2作連続で見るのを辞めてしまった》
《最後の最後まで駄作だった。大沢・中谷コンビを信じて、最後まで見てしまったバカな私‥》
《大沢はあんな役をやる人ではない。二宮もクリント・イーストウッドには生かされたけれどこの作品では死んでいる。中谷も佐藤も可哀想。 脚本家、演出家、プロデューサーは始末書を書いても良いレベル》

制作関係者はこう嘆く。

「局内では期待が大きかっただけに、まさかの結果に上層部は茫然としています。前作の『真夏のシンデレラ』は、現在の若い視聴者層に、従来の『月9』王道だった若者たちのラブコメ群像劇がどこまで通用するか挑戦した“意欲作”でした。結果的に歴代最低視聴率(当時)でしたが、TVerの見逃し配信数は2900万回を越え、『ミステリと言う勿れ』(22年1月期)に次ぐ歴代2位の配信数を記録。若い世代には受け入れられていたのです。

ところが、今回、最低視聴率を更新してしまった『ONE DAY』はTVerの数字すら伸びていません。その点でもワースト記録を塗り替えてしまったのです」

早くもSNS上では来年1月からの「月9」を懸念する声が相次いでいる。

《次の永野芽郁に影響出るかも》
《次回作は主演が永野さんの様だが… 是非面白い月9になればと思っている》
《ぽかぽかゴールデンで、次作の永野芽郁が出て番宣って・・。また同じ事繰り返す予感》

来年1月期は永野芽郁(24)主演の『君が心をくれたから』。事故に遭った愛する男性のために自分の“心を差し出す”ファンタジー・ラブストーリーで、山田裕貴(33)が相手役を演じる。連続テレビ小説『半分、青い』(18年)ではヒロインを務めた永野だが、フジテレビ系の連ドラは初主演となる。前出の制作関係者は言う。

「“3クール連続の最低視聴率更新”は絶対に避けなければならないという甚大なプレッシャーがすでに現場には伝わっているようです。初座長となる永野さんは撮影現場の空き時間には笑顔で周囲を明るくしていますが…」

同局のプロモーション番組で永野は、

「ドラマの中でも特別な枠。私、月9で主演をやれるようになったんだ」

と感慨深げだったが、別の意味で“特別な枠”となってしまっただけに挽回を期待したい。

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