猶本光の勝ち越し弾で前節黒星の浦和Lが勝利!菅澤優衣香にもゴール生まれS広島R下す【WEリーグ】

2023-24 WEリーグ開幕節延期分、サンフレッチェ広島レジーナvs三菱重工浦和レッズレディースが20日に広島広域公園第一球技場で行われ、アウェイの浦和が2-1で勝利した。

10日に行われた第5節のアルビレックス新潟レディース戦で今季リーグ戦初黒星を喫した浦和。先週行われた皇后杯5回戦では日体大SMG横浜相手に2-0で勝利しており、公式戦連敗は免れた。

一方、こちらも皇后杯5回戦でセレッソ大阪ヤンマーレディースに勝利した広島。これで3試合無敗としたチームは、公式戦での連勝を狙い浦和を迎え撃つ試合となった。

浦和がAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)に参加していた影響から延期になっていた一戦、立ち上がりから浦和がボールを握ると、柴田華絵がボックス内に切り込んでシュートを放つなど積極的な姿勢を見せる。

広島も9分に集中した守備からカウンターに繋げると、絶好のクロスがボックス内の髙橋美夕紀にあがったが、惜しくもミートできず。それでもこのプレーでリズムを掴み、浦和ゴールに迫る時間が続く。

なかなか思うようなチャンスを作れていなかった浦和。しかし35分、ボックス中央付近で放った猶本光のシュートはいったんDFのブロックに防がれたが、こぼれ球を拾った清家貴子のグラウンダーのクロスに、ボックス内中央の菅澤優衣香がすかさず詰めて先制ゴールを記録した。

先制を許した広島だったが、すぐさま同点に成功。左サイドでボールを持った島袋奈美恵がボックス内にクロスを上げると、中央に陣取った上野真実が巧みに頭で合わせてゴールに流し込んだ。

同点で迎えた後半、浦和はいきなり清家貴子が完全な1vs1の場面を作ったが、GK木稲瑠那がビッグセーブでこれを阻止。48分にはCKから菅澤優衣香がダイレクトボレーを放つも、再びGK木稲瑠那が立ちはだかった。

猛攻を続ける浦和は59分、清家貴子へのロングボールは広島のDF陣に防がれたが、クリアボールを拾った猶本光がボックス手前から狙いすましたミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、勝ち越しに成功した。

再びリードを許す状況となった広島はカウンターから活路を見出そうとするも、思うような攻撃には結びつかず。浦和の圧力を受けてライン全体が下がる形となり、防戦が続く。

83分には右サイドを突破した清家貴子のクロスからあわや3点目の場面となったが、広島も必死の守備で対応。終盤にかけて広島もサイドを使った攻撃でゴールに迫るが決定的なチャンスを作るまでには至らず、2-1で浦和が勝利した。

勝利した浦和はリーグ連敗とはならず王者の貫禄を見せつける形に。一方の広島はあと一歩及ばず、リーグ2試合未勝利となった。

サンフレッチェ広島レジーナ 1-2 三菱重工浦和レッズレディース
【S広島R】
上野真実(40分)
【浦和L】
菅澤優衣香(35分)
猶本光(58分)

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