Creepy Nutsの書き下ろし楽曲「二度寝」が「不適切にもほどがある!」の主題歌に。主演・阿部サダヲが絶賛

Creepy Nutsの新曲「二度寝」が、TBS系で2024年1月26日スタートする連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10:00)の主題歌に決定。Creepy NutsがTBSドラマの主題歌を担当するのは、今作が初めてとなる。

阿部サダヲが主演を務める「不適切にもほどがある!」は、主人公・小川市郎(阿部)が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂させる、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく意識低い系タイムスリップコメディー。脚本は宮藤官九郎が手掛け、妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディーとしての要素も持つ完全オリジナルストーリーだ。

市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚を仲里依紗、あるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動をすべて完コピする男“ムッチ先輩”こと86年に生きる秋津睦実を磯村勇斗、86年に息子と共にタイムスリップする令和の社会学者・向坂サカエを吉田羊が演じる。

主題歌を務めるCreepy Nutsは、MCバトル大会「ULTIMATE MC BATTLE GRAND CHAMPIONSHIP」3連覇のラッパー・R-指定と、世界最大規模のDJ大会「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」で優勝した世界一のDJ・DJ松永によるヒップホップユニット。17年にメジャーデビューし、21年にリリースしたアルバム「Case」の収録曲「のびしろ」のストリーミング再生数が自身初の累計1億回を突破するなど、音楽界でますますその存在感を高め、注目されている。

「不適切にもほどがある!」のために書き下ろされた「二度寝」は、ドラマと呼応するように、コンプラに縛られ日々変わり続けていく“正しさ”におびえながら生きる令和の人々へ贈る1曲。DJ松永による疾走感がありながらも美しくエモーショナルなトラックと、R-指定による昔話のモチーフが随所に散りばめられた遊び心あふれるリリックが、時間と時空の変化をロマンチックに表現。令和の停滞した空気から解放して、胸のつかえをすっきりさせてくれるような壮快な楽曲に仕上がっている。

Creepy Nutsは「われわれも台本を前もって読ませていただいたんですが、台本を読んだだけでめちゃくちゃ面白かったです。まだドラマを見ていないのに、頭の中で思い描いただけで“あぁ面白いな”と想像できました。今の時代だからこそ、より面白さと切実さが増すような作品だと思うので、そういう作品にわれわれも楽曲で力添えできるというのが光栄です。われわれの曲もかなりこの世界観とマッチして、いい感じに仕上がっていますので、ぜひドラマ・楽曲合わせてお楽しみください!」とアピール。

楽曲について、阿部は「どれくらいドラマの内容を聞いたらこんな曲が書けるんでしょうか? 俺よりこのドラマのこと分かってるんじゃないかって思えるほどの『歌詞』いや、昭和のおじさん『リリック』って言っちゃう! 初めて言っちゃう! かっこいい! オトナほろ苦ラップ。最高です!」と称賛。

ドラマを務める磯山晶プロデューサーは「Creepy Nutsさんにはたくさんすてきな曲がありますが、『のびしろ』や『ばかまじめ』を聴いた時に、『もうそんなに若くない、そして十分、世知がらさを分かってる大人が、それでもついつい前向きに頑張っちゃう』感じが、すごく好きだなーと思っていました。今回は、阿部サダヲさん演じる昭和のおじさんが奮闘する物語なので、まだまだ日本のおじさんも捨てたもんじゃない、というか、まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思えるような楽曲がいいな、と思ってオファーしました。リクエストをはるかかに超える名曲をいただいて興奮しています。ぜひ、お楽しみに!」と、主題歌の仕上がりに感激している。

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