DH補強を目指すブルージェイズ ホスキンス、ターナーらに興味か

大谷翔平の争奪戦に敗れ、次なる補強ターゲットとして山本由伸やコディ・ベリンジャーを狙っているとみられるブルージェイズだが、ブランドン・ベルトが退団して空席となった指名打者の枠を埋めるために、強打者の獲得も検討しているようだ。カナダメディア「スポーツネット」のベン・ニコルソン=スミス記者は、ブルージェイズがリース・ホスキンス、ジャスティン・ターナー、J・D・マルティネス、ジョク・ピーダーソン、ジョーイ・ボットーらに「ある程度の興味」を示していることを報じている。

ブルージェイズはジョージ・スプリンガー、ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.など、主力選手に右打者が多いため、左打ちの強打者の獲得を目指しているとみられる。もちろん、その筆頭候補がベリンジャーだが、ホスキンス、ターナー、マルティネスにも興味を示していることを考えると、補強ターゲットを左打者に絞り込んでいるわけではなさそうだ。外野にはベリンジャーのような左打者を加え、指名打者にはターナーのような右打者を獲得するという形も考えられる。

ホスキンスはオープン戦で左ひざの前十字靭帯を断裂する重傷を負い、今季を全休したが、2018年に34本塁打&96打点を記録し、2022年にも30本塁打を放った実績がある。ポジションは一塁のため、ブルージェイズに加わった場合は、一塁と指名打者をゲレーロJr.とシェアするような形になるだろう。

ターナーは今季レッドソックスで打率.276、23本塁打、96打点、OPS.800を記録。11月に39歳となったが、勝負強い打撃に陰りは見えない。マット・チャップマンがFAとなり、正三塁手が不在であることを考えると、三塁も守れる指名打者要員としてブルージェイズにフィットしそうだ。

マルティネスは今季ドジャースで打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。2022年は1度も守備に就かず、今季も守備に就いたのは3試合だけだったため、マルティネスの場合はフルタイムの指名打者要員として獲得することになるだろう。

ピーダーソンとボットーは左打ちの選手。ピーダーソンは今季ジャイアンツで打率.235、15本塁打、51打点、OPS.764を記録した。大ベテランのボットーは17シーズンを過ごしたレッズを離れ、キャリア初のFAに。トロント出身のため、現役生活の最後をブルージェイズでプレーすることを予想する声も多い。

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