正月準備進む 「門松」ならぬ「門杉」づくり【長野・根羽村】

今年も残すところ、11日。根羽村で正月を迎える準備が進められています。作っているのは門松・・ならぬ・・門杉です。

新年に相応しい華やかな佇まいです。正月飾りの定番と言えば門松ですが、根羽村では門杉が新定番。使われているのは赤い色の芯が特徴の「根羽スギ」です。

■根羽村・大久保憲一 村長
「今年は杉の木が本当に大きくなっているのと根羽の杉の特徴が真ん中の芯材が赤い。
その赤さがうんと鮮やかに出ているので、今年はコロナ禍が明けて大変良い年でまた来年も良い年になるかなと期待している」

高さ2.3mほどの杉の木に南天や杉の葉、しめ縄をあしらいます。根羽村役場や森林組合の職員20人ほどが手作業で作りました。

■根羽村の職員
「年末が来たという感じこの時期の風物詩」

一方、喬木村出身・入職1年目の職員は…

■1年目の職員
「新鮮ですね今までこういうことしたことなかったので。すごく新しいなと思った」

根羽村の杉の木をPRしようと1988年から村内で始まった門杉作り。県の認証材に指定されている「根羽スギ」は東京五輪・パラリンピックで選手村の施設「ビレッジプラザ」に使用され広く知られるようになりました。
村民に明るい正月を。門杉は根羽村役場の玄関に10日まで飾られます。

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