KDDIと日本航空などは20日、目視なしの無人運転で住民や通行人がいる地域を飛ぶ「レベル4飛行」のドローンで医薬品を運ぶ実証実験を東京都檜原村で実施し、報道公開した。レベル4飛行での医薬品輸送は日本初としている。物流業界で人手不足が深刻化する「2024年問題」に備えて検証を進め、25年には都市部でのサービス提供を目指す。
実験には計6社が参加。ドローンは村内の診療所から特別養護老人ホームの屋上までの片道約2.4キロを6分ほどで飛行して整腸薬を届け、その後、診療所へ戻った。
KDDIによると、レベル3と比べ、ルートや飛行時間が2～3割短くなった。災害時の活用も期待されている。
