大谷選手の寄贈グラブ、川崎市立小は道徳で活用検討 市教委は「学び深まる」と期待

大谷翔平が日本国内の全小学校にグラブを寄贈すると発表した際に投稿したインスタグラムへの写真

 米・大リーグで活躍する大谷翔平選手が日本の小学校に寄贈するグラブについて、川崎市では「道徳の授業」などで活用することが検討されている。各校に3個ずつ贈られるため、多くの子どもたちが公平に使用するには課題もあり、市教委は思案を巡らせている。

 同市では、市立小学校と特別支援学校小学部の全117校に寄贈される。時期は未定という。

 市立小学校で使用されている道徳の教科書には、大谷選手が題材として取り上げられ、「夢を実現するためには」というテーマで授業が行われている。市教委は「夢や目標をどう実現するかを話し合う際に、グラブを活用することで学びが深まる」と期待する。   

© 株式会社神奈川新聞社