ガザ決議案の採決また延期 安保理、米が難色示す

米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は20日、パレスチナ自治区ガザで各当事者に「敵対行為の停止」を求める決議案の採決を20日から21日(日本時間22日)に延期した。議長国エクアドルが明らかにした。当初の18日から3度目の延期。外交筋によると、米国が決議案の文言に難色を示している。

 アラブ首長国連邦が提出した当初の決議案は、ガザの人道状況が「急速に悪化している」と懸念を示し、国連がガザ支援を管理する仕組みを作るよう要請。イスラム組織ハマスを名指しせず「全人質の解放」を求めた。

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