「トナカイは駅にとめて」小学校にサンタ来た 1年生に絵本手渡し 京都府京丹波町

「サンタクロース」から絵本をプレゼントされる児童(京都府京丹波町本庄・和知小学校)

 京都府の京丹波町教育委員会は、クリスマスシーズンに合わせ、小学1年生に絵本を贈る「セカンドブック事業」に取り組んでいる。町内の各小学校を「サンタクロース」が訪れ、よりすぐりの絵本を児童に手渡している。

 2015年にスタート。乳幼児に絵本を贈る「ブックスタート事業」と合わせ、小学校に上がった子どもの読書習慣につなげる。町内の読み聞かせサークルやこども園、教諭らが事前に選んだ本のリストの中から、子どもたちが好きな1冊をサンタが届ける。

 同町本庄の和知小学校には、12月12日にサンタが訪問。児童10人はそれぞれ絵本を受け取ると、「サンキュー」と丁寧に英語でお礼をしていた。絵本の読み聞かせなどで交流した児童らは、サンタに「好きな食べものは?」「トナカイはどこ?」などと質問。「トナカイは和知駅にとめてある」との返事に、教室は笑いに包まれた。

 児童(7)は「質問できて楽しかった。家に帰って本を読むのが楽しみ」と笑顔を見せた。

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