複数のアパレルブランドを展開する衣料品会社「エクセレンス」（兵庫県西脇市和田町）は、自社製のシャツを販売する店舗を敷地内に開店した。播州織工場をリノベーションし、40坪の店内に約200種ものシャツを用意。体形に合わせたパターンオーダーも受ける。
同社は織物工場に経糸を提供するサイジング会社を営んでいた依藤雅裕社長が2005年に立ち上げた。最初は生地を販売していたが、徐々に軸足を最終製品に移行。中国に現地法人を立ち上げ、国内外の契約工場に技術指導をして製品を生み出している。
現在は四つのブランドを展開し、そのうち一つが播州織のシャツを専門とする「ザ・インダストリー・ワークス」。依藤社長は実際に手に取れる場所を設けようと、国の補助金を得て大正時代に建てられた工場をリノベーションした。
店舗は9月にオープン。気に入った生地や仕様があればその場で注文できる。パターンオーダーは、生地を選んで襟の形、身丈、着丈と袖のサイズを指定できる。
長袖シャツは税込み1万1880円から、パターンオーダーは同1万5950円から。店舗は月曜休みで、午前10時～午後4時。同社TEL070.9095.2652 （伊田雄馬）
