1年間のほこりを払う年末恒例の「すす払い」 日光東照宮

 1年間のほこりを払い清々しい気持ちで新年を迎える年末恒例の「すす払い」が12月20日、日光東照宮で行われました。

 世界遺産である日光東照宮では、国宝の「陽明門」をはじめとした社殿のすす払いが行われました。

 烏帽子姿の神職や巫女が金箔や漆で装飾された彫刻を傷つけないよう、長さ約6メートルの笹竹を小刻みに振りながら慎重にほこりを清めていきます。

 2023年はコロナ禍が落ち着きをみせ、4年ぶりに流鏑馬と千人武者行列が行われ、日光東照宮に祀られている江戸幕府の初代将軍・徳川家康がNHKの大河ドラマで取り上げられるなど、インバウンドも含め多くの参拝客で賑わいました。

 神職たちは、来年もいい年になるようにと願いを込めて1年のほこりを払っていました。

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