原付き「125cc以下」に 出力制限、警察庁見直しへ

 原動機付き自転車(ミニバイク)の車両区分の見直しを議論してきた警察庁の有識者検討会は21日、道交法上の定義を現行の排気量50cc以下から、出力制限を条件に、125cc以下に変更するのがふさわしいとする報告書をまとめた。国際的な排ガス規制強化の流れで2025年11月から新規制基準が適用されるが、50cc以下では対応できず、業界団体から見直しの要望が上がっていた。

 警察庁によると、排ガス浄化用の装置はエンジンで温める必要があるが、50cc以下は時間がかかり新基準への対応は困難。有識者検討会は、出力制限した125cc以下の車体について50cc以下と同程度の安全性を確認した。

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