【建設従業員火つけ殺害】殺人の罪に問われた男に懲役16年の実刑判決…一貫無罪主張の被告弁護側は控訴の方針(地裁沼津支部)

2022年3月、静岡・三島市で、建設従業員の男性に火をつけ殺害したとして殺人の罪に問われた男に、地裁沼津支部は懲役16年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは清水町の28歳の建設業の男です。判決などによりますと、被告の男は、2022年3月、三島市の資材置き場で、従業員で当時42歳の男性にジェット燃料油を浴びせライターで火をつけ、やけどをさせ翌日、死亡させたとして殺人の罪に問われていました。

20日の判決で地裁沼津支部は「被害者の金銭トラブルから暴行を加えエスカレートして犯行に至った。突発的で殺意の程度は強いものではないが犯行態様は残虐で悪質」などとして、求刑懲役18年に対し懲役16年の実刑判決を言い渡しました。これまで弁護側は「暴行を加えたり、火をつけた事実はない。被害者から離れた途端、着衣が燃えていた」などと無罪を主張していて、判決を不服とし控訴する方針です。

© 株式会社静岡第一テレビ