ゴンザレスとペレスを獲得したパイレーツ 引き続き先発補強目指す

FAでマーティン・ペレス、トレードでマルコ・ゴンザレスを獲得し、先発ローテーションを強化したパイレーツだが、ベン・チェリントンGMによると、引き続き先発投手の補強を目指す方針のようだ。FAでペレスのようなベテランを短期契約で獲得する可能性もあるが、再契約したアンドリュー・マカッチェンの現役期間中に「勝てるチーム」を作るために、若手選手をトレードの駒にして大物投手の獲得を狙う可能性もあるという。着実にチーム再建を進めているパイレーツだが、再建のペースを速める可能性もありそうだ。

パイレーツとの再契約が正式に発表されたマカッチェンは「少なくともあと2シーズンはプレーして、パイレーツの一員として引退したい」とコメント。よって、パイレーツはマカッチェンとともにポストシーズン進出を目指すのであれば、2025年シーズンまでには「勝てるチーム」を作り上げる必要がある。

投手陣ではミッチ・ケラーがエースへと成長し、打線には2030年までの8年契約を結んでいるブライアン・レイノルズがいる。好守のキブライアン・ヘイズとスター候補生のオニール・クルーズが形成する三遊間はチームの新たな名物となるだろうし、リーグを代表するクローザーのデービッド・ベッドナーもいる。今オフはマカッチェンとの再契約のほか、ラウディ・テレズ、エドワード・オリバレス、ペレス、ゴンザレスを獲得するなど精力的に動いており、来季思わぬ快進撃を見せても決して不思議ではない状況になりつつある。

そこで浮上するのが、余剰気味の若手選手をパッケージにして大物投手をトレードで獲得するというプランだ。複数年保有可能な先発投手ということであれば、ディラン・シース(ホワイトソックス)、フランバー・バルデス(アストロズ)、ヘスス・ルザード(マーリンズ)といった選手たちがターゲットになるだろう。ケラー、ペレス、ゴンザレスの先発3本柱にもう1人、計算できる先発投手を加えることができれば、同地区の他球団にとっては厄介な相手となるかもしれない。

The post ゴンザレスとペレスを獲得したパイレーツ 引き続き先発補強目指す first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.