「性的欲求満たすため」女性2人の体触る 京都府警の20代巡査、痴漢容疑で書類送検

京都府警本部

 京都府警京丹後署の20代の男性巡査が商業施設で女性2人の体を触ったとして、府迷惑行為防止条例違反(痴漢)の疑いで書類送検されていたことが21日、府警への取材で分かった。府警は7日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。巡査は同日付で依願退職した。

 書類送検容疑は、10月上旬、府内の商業施設で、面識のない女性の体を服の上から触り、1~2分後に別の女性の体を同様に触った疑い。府警監察官室の調べに巡査は「性的欲求を満たすためだった。被害者をはじめ、多くの人に迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。府警は7日付で、巡査を書類送検していた。

 府警監察官室は「被害に遭われた方に心よりおわび申し上げる。警察への信頼を損ねるあるまじき事案であり、厳正に処分した」とコメントした。

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