エンゼルスがマリズニックとマイナー契約 控え外野手候補の1人に

エンゼルスがジェイク・マリズニックとマイナー契約を結んでいたことが明らかになった。MLB公式サイトには現地時間12月13日付けでマイナー契約を結んだことが記載されている。現在32歳のマリズニックはメジャー11年間で通算877試合に出場した実績を持つ俊足好守の外野手。来季のエンゼルス外野陣はマイク・トラウト、テイラー・ウォード、ミッキー・モニアック、ジョー・アデルの4人が中心となるが、実績十分のマリズニックは招待選手の立場からロースター入りを目指す。

マリズニックの全盛期はアストロズ時代で、外野の準レギュラーとして2015年から2019年にかけて5年連続で100試合以上に出場。2015年に自己最多の24盗塁をマークし、2017年には打率.243、16本塁打、OPS.815という自己最高の打撃成績を残した。

もともとは2009年ドラフト3巡目指名でブルージェイズに入団した選手であり、2012年11月にマーリンズへトレードされ、2013年7月にメジャーデビュー。2014年7月のトレードでアストロズへ移籍した。アストロズを離れたあとは多くのチームを渡り歩いており、2020年はメッツで16試合、2021年はカブスとパドレスで合計99試合、2022年はパイレーツで31試合に出場。今季はホワイトソックス、タイガース、ドジャースの3チームで合計46試合に出場し、打率.237、2本塁打、10打点、2盗塁、OPS.688を記録した。

守備面では外野の3ポジションを平均以上のレベルで守ることができ、2014年と2015年に守備防御点+14、2016年には自己ベストの+18、2018年にも+12を記録。今季も限られた出場機会のなかで+4をマークしており、好守は健在だった。

エンゼルスは左翼ウォード、中堅トラウト、右翼モニアックの布陣が予想され、アデルはマイナー・オプションが切れているため、開幕ロースター入りがほぼ確実。この4人に故障がなければマリズニックのロースター入りは難しいとみられるが、オープン戦で好成績を残していれば他球団から声がかかる可能性もあり、マリズニックにとってはオープン戦の1試合1試合が重要になる。

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