イングランド代表DFカイル・ウォーカーは、現在のマンチェスター・シティはサー・アレックス・ファーガソン氏が築いたマンチェスター・ユナイテッドの黄金時代にはまだ及ばないと考えているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。
クラブワールドカップ(CWC)準決勝で浦和レッズに勝利し、フルミネンセの待つ決勝戦へと駒を進めたマンチェスター・シティ。このCWCで優勝すれば、イングランド勢としては史上初めて1年で5つのトロフィーを獲得することになる。
しかし、ウォーカーはシティが5つのトロフィーを手にしたとしても、ユナイテッドの黄金期にはまだ及ばないと語った。
「リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドがやったようなことを達成するには……。彼らは何年もの間、毎年やってのけた。世界最高のクラブと呼ばれるのは光栄なことだけど、僕らは始まったばかりだ。うまくいけば新しい時代を切り拓ける」
グアルディオラが率いるシティはなぜ史上最高のクラブと言い切れないのかと問われ、ウォーカーはこう答えた。
「サー・アレックス・ファーガソンが監督を務めていた頃のユナイテッドは、プレミアリーグ優勝を13回達成した。僕たちが成し遂げてきたことをとても誇りに思っているが、僕らは6シーズンで優勝したのは5回だ。彼らと肩を並べるためには、もう少し同じことを達成し続けないといけない」
シティはプレミアリーグ4連覇という新たなチャレンジに臨む。ウォーカーはプレミアリーグを戦うシティの現状と今後に向けてこう語った。
「僕らが勝ち点を落としたときに、他のチームがそこにつけ込んでこなかったのは少しラッキーだった。今はCWCの決勝戦に集中している。優勝すればクラブの歴史に残ることだ。決勝を戦って優勝して、次はグディソン・パーク(エヴァートンの本拠地)でとてもタフな試合が待っている」