年末年始 時季外れに暖かい可能性も 日本海側の降雪量少ない 気象庁1か月予報

 気象庁は21日(木)、向こう1か月(12/23~1/22)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、北・東・西日本は、2週目(12/30~1/5)にあたる年末年始は、気温がかなり高くなりそうだ。

なお、沖縄・奄美は低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込み。

高温に関する早期天候情報

 北~西日本は向こう3~5日ほどは、寒気の影響で気温が平年並みか低く、かなり低い日がある見込み。ただし、その後は寒気の影響を受けにくくなるため、平年並みか高くなり、12月28日(木)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理やなだれ等に注意するよう呼びかけている。年末年始にかけては、広い範囲で気温の変動が大きくなりそうだ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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