12月19日に発生した福井県福井市三十八社町の市道崩落を受け、福井市は20日、被害拡大防止に向けた応急対応に追われた。復旧のめどは立っておらず、市では今後土質調査を行い、早期復旧や原因究明を進める。
被害は19日午後5時ごろ、下水道管路の敷設を行っていた工事業者から路面異常の連絡があり、市道が長さ約20メートル、幅数メートルにわたって崩れた。市は20日、現場にブルーシートを張り、現場下側ののり面に被害拡大防止に向けた重さ約1トンの大型土のう300袋を設置した。
⇒市道崩落現場12月19日夜の写真
市道に面する民家の住民女性は、市の呼びかけで隣接する工場事務所に避難し一夜を明かしたといい「大型トラックも多く通る道なので、早く安全に復旧してほしい」と疲労感をにじませていた。
市によるとこのほか、市道の付近の民家数軒で水道の水が細くなる影響が出た。被害区間を含む約200メートルの通行止めを継続し、今後土質の状態を調べた上で対策を進める。
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